去年の2月頃からいくつものエロ小説を書いてきましたが、
ついに手持ちのネタを全て出し尽くしました。
長かった…長かったけどついに書ききったぞ…
これでもう当分新作はありません。
以下はごく個人的な話。
ちょっと暗い話なのでそういうのが嫌な方は見ないでください。
そもそものきっかけは、去年の3月に仕事が変わった事でした。
そのためものすごく忙しくなったのです。
そしてふと思いました。
「いくつもストックしてあるエロ小説のネタ、もう今書かないと一生書けない」
そこで一念発起してそれまで溜め込んでいたネタを一気に消化し始めたのです。
まぁ本当に全部書いたわけではなく、どうしても書きたいネタだけに搾ってはいますが。
つまりボツにしたネタも数多くて。「淫魔の秘宝」も当初の構想ではもっと長かったんですよ。
けどそのまま書く体力も時間もとてもなかったのでギリギリまで削ってああいう内容になりました。
結果的には無駄のない割とテンポの良い作品になったんじゃないかなと。
ただ書いていくうちに別の考えも浮かんできました。
きっかけは「QED」というマンガの49巻の「ラブストーリー」というお話。
死期を悟った男性が学生時代に完成させられなかった映画を完成させようというお話で
その事について作中で男性の友人がこう言っているのです。
「自分が生きた証を残したかったんじゃないかな」
もしかしたら、僕もそうなのかも、と。
というのも、僕のリアル生活、決して順調ではありません。
ぶっちゃけギリギリです。
嫌になって自殺を考えた事も一度や二度ではありません。
そして今後、力及ばずどうにもならなくなって本当に自ら命を絶つ時が来たら。
この書き上げたエロ小説が僕の生きた証になるんじゃないかな、と。
読んでくれた方はわかるでしょうが、僕の書いたエロ小説、あまりにもマニアックな内容ばかりです。
でも裏を返せば僕にしか書けないであろうネタです。
「淫魔の秘宝」なんか集大成のようなものでしたし。
だからこいつらを最後まで書ききればいつか死ぬ時が来たとしても
「あぁこんなダメな僕でもこれだけは最後まで出来たな」と
ささやかな満足感を得て死ねるんじゃないかなと。
そんな思いで去年からずっと書き続けて、ついに書ききったわけです。
ネガティブな話、失礼しました。
もちろん、そんな事にはならないよう出来る限りの事はするつもりです。
それでも、もし、万が一の時は、こんな変なエロ話を書いていた奴の事、頭の隅っこにでも置いといてください。
こんなマニアックすぎるネタでも誰かにエロいと感じてもらえたなら、僕の人生も全くの無駄じゃなかったと思えるので。