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厄介な女神様

ひさしぶりのふたなりネタ。
今回は少しストーリー色が強め。

ジャンル…ふたなり、ファンタジー

以下本文。


「…今、なんと?」
「ですからぁ、魔王を召喚したのは私なんです♥」
 女神様が放った言葉を私はしばらく理解できなかった。
 
 私はマヤ。
 平和だった故郷を魔王に滅ぼされ、その復讐のため魔王軍と戦い続けていた。
 やがて私は女神様の洗礼を受け、勇者となり魔王に直接戦いを挑んだ。
 そして長い死闘の末ついに魔王を倒した私は、そのご褒美として女神様の元へと召喚されたのだ。
 そこで先ほどの女神様の発言、である。
 
「どう、いうこと、ですか…?」
「私、素敵なだんな様が欲しいんです♥」
「は?」
「あ、ようするにずっと私といっしょにいてくれる伴侶的な存在がほしいんですよ♥けれど普通の人間の方々ではとても私と一緒の生活なんて身が持たないでしょう?そこで、まずは強い人間を育てようと。そのための魔王召喚、ですよ♥」
「…何故、そこで魔王を?」
「これでも人間の事はずっと見てきましたから。人間が最も力を発揮するのは追い込まれた時なんですよ。ですから魔王を召喚しちょこっと暴れてもらいました。思った通り魔王に対抗するために人間は力と知恵を振り絞り大きく成長し、最終的には勇者と呼べる方まで現れました♥」
「それが…私?」
「はい♥まさしくあなたこそ私の求めた伴侶となるお方♥女性が来られたのは少し予想外でしたけどたいした問題ではありませんわ♥」
「………」
「マヤ♥これから私と一緒に暮らしましょう♥大丈夫、これでも私尽くしますわよ♥」
「ふ…」
「?」
「ふざけるなクソ女神っ!!」
 私は魔王をも切り裂いた長剣で、女神の体を両断した。
 女神の体は上下に分かれ地面に崩れ落ちる。
「くそっ…くそぉ…」
 こんな…こんなふざけた女神のせいで、父さんも母さんも殺されたっていうの…
 私は、今まで何のために戦って…
「あらあら♥」
「!?」
 その時、両断されたはずの女神の体が起き上がった。
 そしてそれぞれの断面から肉が盛り上がり、一瞬にして体が再生した!?
 つまり女神が二人になってしまったのだ!
「んもう、マヤったらけっこうやんちゃなのね♥」
「でも大丈夫♥私このくらいじゃ死んだりしないから♥」
「あ…あ…」
 殺したと思った相手が生きていたどころか増えた。
 どうなっているのかわからない。
 けれど私は両親の仇と言えるこの女神に対する怒りに突き動かされ、再び剣を振るう。
 その刃は狙い違わず、二人の女神の首を切り落とした。
「はぁ、はぁ…」
「「あらあら♥」」
「なっ!?」
 だけど今度は切り落とした首と残った体から欠けた部位が再生し、瞬く間に女神は4人になってしまった。
「同じ事ですわよ♥」
「だったら!」
 がむしゃらに剣を何度も振るい4人の女神の体を滅多切りにする。
 細切れになるまで、何度も何度もしつこいくらいに切り刻んだ。
 これだけやればさすがに…
「「「「「「「「「「「「あらあら♥」」」」」」」」」」」」
「うわぁぁぁぁぁぁ!?」
 ダメだった。
 全ての肉片から女神の体が再生し無数の女神になってしまった。
「こうなったら魔法で!!」
 剣で戦っても勝てない。
 そう悟った私は今度は魔法攻撃に切り替える。
「<<火銃>>!!」
 指から放ったのは圧縮された火の玉、まさに火の銃弾。
 それは女神の胸に見事に命中した。
 しかし…
「もう、熱いじゃないですか」
 皮膚をほんのちょっと焦がしただけでほとんど効いてはいなかった。
 間違いなく全力で放ったのに…
「この化物め…!」
「そろそろよろしいでしょうか?では…えいっ♥」
 女神がパチンッと指を鳴らした瞬間、私の身を守っていた鎧が一瞬で消え去った!?
 というか私、裸に…
「キャアアアアアっ!?」
 いけない!?アレを見られちゃう!?
 慌てて私は股間に手をあて隠そうとするけど、
「隠さなくても平気♥よく見せて♥」
「いやっ!離してっ!」
 幾人もの女神達に腕を掴まれ上げさせられ、私のアソコは完全に丸見えになってしまった。
 当然女神にも見られてしまう。
「まぁ♥女の子かと思ったら、素敵なものを持ってますのね♥」
「くぅっ…」
 そう、私のアソコにはペニスが生えているのだ。
 その下には女性器もついている。
 両性具有。俗に言うふたなりだ。
 こんな奇妙な体で生まれた私はうかつに人と親しくなる事ができなかった。
 魔王との戦いでさえ、一緒に戦う仲間は作らなかった程。
 そうやってずっと隠してきたのに…
「こわがらなくても良いのですよ♥」
 そんな私に女神は優しく微笑みながら頬を撫でる。
 でも体は他の女神達にしっかり掴まれてて動けない。
 怖がるなと言うならまずは離せ。
「私はマヤの全てを受け入れますわ♥」
 女神はそう言ってしゃがみペニスに顔を近づけると、
「あむぅん♥」
 おもむろに口を開けペニスをくわえこんだ!?
 根元まですっぽりと、奥まで入ってる!?
「なっ!?何を…」
「あむ♥んちゅ♥じゅるるるるぅ♥」
「う、うぁぁぁぁぁぁぁ!?」
 なにこれ!?
 今まで私が体験した事のない未知の感覚に私は思わず悲鳴を上げてしまう。
 私だって性欲の処理くらいはしている、けれどふたなりである事を秘密にしていたから当然全て自慰。
 他人にペニスに触れられるなど始めての経験だった。
「んんっ♥れろ♥れろれろ♥ちゅっ♥」
「うぁっ、うぁぁぁっ!!」
 ましてや相手は女神。
 人ではありえない唇と舌の動きが生み出す快感でそれまでの自慰が児戯だったと思い知らされる。
 まさにレベルが違う快感だった。
 すぐにペニスの奥から熱いものがこみあげてくるのを感じて、私は焦る。
「うそ!?もう出るっ!?だめ、だめだめだめぇーっ!!」

びゅるるぅっ!

「あぁぁぁぁっ!!あぁぁ…出ちゃったぁぁ…」
 ペニスを女神の舌で嬲られた私はこらえる暇すらなく、あまりにもあっけなく精液を放ってしまった。
 悔しい。悔しい悔しい悔しい。
 こんな化物に、しかも両親の仇に、私は…
「あぁ、これがマヤの精…♥病み付きになりそうな味…♥」
 対する女神は私の精液を飲み干し、うっとりとした表情でそうつぶやく。
 見る人が見れば美しいのだろうけど、今の私には魔物にしか見えなかった。
 ともかく、呆けている今がチャンス!
「くっ!」
「あっ」
 私は女神達を振りほどき、急いでその場から逃走する。
 悔しいけど今の私じゃこの化物は殺せない。
 この場は退いてもっと力をつけなければ。
「逃げちゃ嫌です」
「ふぁぁぁっ!?」
 ところが、突然ペニスを襲った快感に私は足がもつれその場に倒れてしまった。
 どういう事…ペニスが、勝手に気持ち良くなっちゃう!?
「うぁぁぁぁ!?なんで、なんでぇぇぇ!?」
「マヤ♥これを見てください♥」
 私の前に立った女神は裾をたくし上げてむき出しのアソコを私に見せつけてきた。
 しかもどういうわけか、女神のアソコはまるで透明な何かを入れているかのように不自然に広がっている。
 ぐちゅぐちゅといやらしい音をたてて膣壁が蠢いているのがはっきりと見えてしまっていた。
「まさか…」
「わかりますか♥マヤと私はもう繋がっているんです♥ちょっと空間を弄ればこの程度はたやすいですわ♥」
 女神は顔を赤らめながらそう言うが、一方でアソコの動きはますます激しく、いやらしくなる。
 その動きは1メートル以上は離れているはずの私のペニスにダイレクトに伝わってしまう。
「やぁっ!こんな、だめっ、ペニスが、擦れて、あぁっ!」
 まさか、こんな形で女性とのセックスを経験する事になるなんて!
 ぬるぬるとした膣壁にペニスをしごかれ、おまけに中の襞も絡み付いて…セックスってこんな気持ちいいの!?
「これがマヤのオチンチン♥私も気持ちいいです♥もっと、もっと欲しくなっちゃいます♥」
「いやぁぁぁぁぁぁ!!やめ、やめてぇぇぇぇ!!」
 私はペニスに襲い来る快感に悶え、地面を無様に転げまわる事しか出来なかった。
 そしてどれだけ動き回ろうとも快感はペニスから離れない。
 ペニスを握っても全くの無意味だった。
「れろ♥」「ぺろっ♥」「ちゅっちゅっ♥」
「ひゃぁぁぁぁぁぁ!?」
 さらに他の何人もの女神達が不自然に口を動かすと、乳首や首筋、その他体のあちこちに女神の舌や唇が這う感触が伝わってきた!?
 同じように空間を弄って間接的に私の体のあちこちを舐めまわしているんだろう。
「うぁぁ、そんなに乳首吸わないで、はぁぁそんな所舐めちゃだめぇぇ」
 一つ一つは些細な快感なれど、さすがにこれほどの数となるとこちらも巨大な快感となる。
 もはや私は転がる事すら出来ず仰向けに倒れたまま体を痙攣させるのみ。
 見えないアソコに包み込まれたペニスがビクンビクンと震えているのが見える。
 目には見えないけど、私は今この女神に犯されているんだ。
「あぐっ、うぅぅ、ふぎぃぃぃぃ!!」
 ほとんど無駄な抵抗なのはわかっていた。
 それでも私は必死に射精をこらえている、この女神の思い通りになんてなりたくなかったから。
「マヤ♥もっと、もっと気持ち良くなりましょう♥今度は直に、入れちゃいますから♥」
 が、こいつは横たわる私の体を跨いでそんな事を言い放った。私の意地なんておかまいなしだ。
 そして女神の腰がゆっくりと私のペニスめがけて降りてくる…
 あぁ、ダメ、ダメなのに、体が動かない…
「いや、いや、いやぁ……」

じゅぷぅっ…!

「あああああああぁぁぁぁぁっ!!!

どびゅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!

 女神のアソコの中にペニスが飲み込まれた瞬間、まるで爆発したかと思うほどの快感。
 大量の精液がまるで尿道を押し広げるかのような勢いでペニスから噴き出す。
 止まらない。止められない。私のペニスが絶頂まで引き上げられそこから降りる事ができない。
 間接的でさえあれほどの快感を生んだ女神の膣壁に今度は直接、私のペニスをくわえられたのだ。当然だろう。
 これは、いけない。人が受けてはいけない快感だ。
「あぁ♥嬉しい、私、今あなたの精を胎内に受けてますのね♥この時をどれほど待ち望んだか♥」
「離して!!離してぇぇぇぇぇ!!」
 私の叫びなどまるで聞こえていないかのように、女神は恍惚とした表情で私の精液を膣内に受け止めていた。
 そしてそのまま腰を上下に振り、さらなる快感を貪りだす。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「マヤ♥これからずっと、二人で気持ちいい事して過ごしましょうね♥」





 あれから、どのくらいの時が経ったのか。
 はっきりとはわからないけど数百年は経ってると思う。
 私は女神の命を分け与えられ、不老不死にされてしまった。だから今も私は若いままだ。
 以後私は女神の伴侶としてこの女神にひたすらに可愛がられている。
「マヤ♥マヤぁ♥」
 今も私は女神に犯されている真っ最中。
 抱き枕のように抱きしめられながら、女神の下半身だけが忙しなく動いている。
 おかげでペニスから断続的に精液が噴き上がって止まらない…あっ、また……うぅっ。
「ちゅぱ♥ちゅるる♥んん、美味しい♥まだ出るでしょ♥もっと飲ませて♥」
 それと「同時に」ペニスを丸ごと口内におさめ、精液を飲みながら貪るようにしゃぶりつく女神の姿も感じている。
「私のおっぱいで、もっと擦ってあげます♥こうやってむぎゅぅってしながらオチンチンしごかれるの、気持ちいいでしょ♥」
 他にもその豊満な乳房で私のペニスを挟み、執拗にこね回す女神。
「髪がベトベト♥すっごい精液の量ね♥ほら、こうやってカリを擦られるのがいいんでしょう♥」
 長い髪を巻きつけ、それがまるで触手のようにうねうねと動きペニスをしごいてくる女神。
「マヤ♥」「マヤ♥」「マヤぁ♥」
 他にも、他にも、他にも…何人もの女神に私は同時に犯されているのが知覚できた。
 空間を弄っているのとはまた違う。これは…
「あんっ♥あぁっ♥どうですか?現在、過去、未来、いくつもの時間軸を一時的につなげた四次元セックスは♥これなら、何人もの私と同時に色んな事が出来るんですよ♥」
 と、こういうわけだ。
 一人でさえ破滅的な快感をもたらすこの女神が何重にも重なるという恐ろしいなんて言葉ですら生温い状況。
 普通の人間ならこんな化物とこんな無茶苦茶なセックスをして心身が耐えられるわけがない。
「はぁ、はぁ、もう、いやぁぁ…」
 だけど私は勇者。魔王との戦いで鍛えられた心身は巨大すぎる快感に狂いそうにはなっても、本当に狂う事はなかった。
 それが良い事なのか悪い事なのかは、わからないけれど…
「うっ、あぁっ、イクっ、またイクぅぅぅぅぅ!!」
 程なくしてまた射精。回数なんてもう馬鹿らしくて数えていない。
 それほどの射精をして全く衰えない私のペニスにも呆れ返る。
 これも女神の命の効果かと思うと…
「嬉しいです♥マヤの精を受ける度に私の心と体が幸せで満たされていく♥いつまでも、いつまでもこうしていたい…♥」
「くぅ、はぁぁぁ…」
「マヤ♥マヤ♥大好きです♥ずっとずっと大好きです♥これからもこうして、あなたを愛し続けますからね♥」
「うぅぅぅっ……」
 女神はそんな私にただひたすらに愛を囁く。
 私に出来る事はわずかな力でゆっくりと腕を上げ女神に手を向ける事だけ。
 そして、ただ一言、こう告げた。
「いいえ、あなたはこれで終わりよ」
「?」
「<<滅砲>>」
 その瞬間、私のてのひらから放たれた極大の波動が女神の全身を包んだ。
 これはかつて魔王が使っていた攻撃魔法、これを受けると塵一つ残さず消滅するという凶悪な代物である。
 そしてこの魔法の大きな特徴は時間をかけて溜めれば溜める程威力が上がるという点だ。
 だから私は確実にこの化物を葬るため、数百年かけてこの魔法を溜め続けた。
 その間この化物の伴侶を演じ続けながら。
「終わった…」
 魔法をまともに受けた化物の体は完全に消滅していた。
 いくらあの化物でもこれで再生はできないはず。
 長かった、長かったけど、これでようやく…
「すごいわマヤ♥ここまでやるなんて♥」
「!?」
 もう聞きたくなかったあの化物の声が聞こえる。
 嘘でしょ!?完全に消滅させたはずなのに!?
「うふふ♥」
 私の目の前で、あの化物は地面から生えるように現れた。
 その体には傷一つない。
 それどころか私の行為に怒ったりする様子すらなく、ただ私を見てニコニコと微笑むばかり。
「なん、で…」
「あれは私の分身のようなものでして…代わりはいくらでも作れてしまうんです」
 分身…くっ、その手があったのね。
 なら今度は本体の居場所を突き止めないと…
「本体はどこか、知りたそうですね?いいですよ♥教えてあげても」
「は?」
「ではちょっと失礼して…」
 化物が私と自分の額をくっつけた瞬間、私の視界が急速に広がっていった。
 
 広大な星の海、その中にあの化物の姿がある。
 まわりにある星と比べてもなお大きな巨体。
 それが星の海に漂っていた。
 そしてその豊かな乳房の上、ぴんと尖った乳首の上、そこにひたすら視点が近づいていく。
 近づいて近づいて近づいて、やりすぎなくらい近づいた末に見えたのは、大地。
 とても小さな、しかし私からすればとても大きな大地がそこに根付いていた。
 その大地の上には、さまざまな自然があり、さまざまな動物がいて、そしてさまざまな人間もいて、さまざまな町を作って生活している。
 その中に見覚えのある風景もあった。
 かつて私が旅の最中に立ち寄った場所だ、あれから時が経ちだいぶ様変わりはしているけど、面影はしっかり残っている。
 魔王に滅ぼされた私の故郷もあった。さすがに今は復興し、もう今では立派に人里として機能している。
 やがて視点はもう片方の乳房、反対側の乳首に移った。
 そこで私は信じられないものを目の当たりにする。
 私だ。
 あの化物の分身と額を合わせる私の姿がそこにあったのだ。
 
「おわかりいただけましたか?」
「ぁ………」
 私は愕然とした。
 つまりこの化物の正体は、この世界そのもの。
 今私の立っている大地そのものが、奴の本体だった。
 私達人間は、いやこの世界全ての生物は、この化物の体の上で生かされていたなんて。
 …どうしろって言うの、こんな途方もない化物!?
「なんなのよ…」
 いっそ狂えれば楽だった。
 だけど、私の心はこれでもなお壊れなくて、でも途方もなく辛くて。
「あなた一体何なのよ!!そんな信じられないくらい馬鹿でかい体で!!死なないわ増えるわ!!ふざけんじゃないわよ!!弱い人間を弄んでそんなに楽しい!?」
 気が付けば私はただ感情的に叫んでいた。
 自分のどうしようもない憤りをぶつけたくてしょうがなかった。
 無意味だろうとは思っていた。
 だけど他にやりようもなく、私はこうするしかなかったから。
「だって寂しいじゃないですか」
 ところが。意外な事に化物は私の言葉に返事を返してきた。
 それも、この化物から出るには意外な内容で。
「広い広い星の海。そんな中に私はたった一人でいました。私がどれくらい一人で過ごしたと思います?あなた達人間の時間に換算しておよそ6919京年。京(けい)ってわかります?兆の一千倍ですよ?同じ大きさの者を探した時期もありましたが終ぞ見つかりませんでした。自殺をしようとした事だって何度もありました。だけど何をどうしたって私は死ななかった、死ねなかった!狂う事もできずただ無為に生きるだけの生がどれほど虚しいか!」
 ………長い付き合いだけど、化物がこんなに感情的になっている姿は初めて見た。
「何もかも嫌になってただ眠りながら漂うようになってどのくらい経った頃でしょうか。いつの間にか私の体表に生命が生まれていました。彼らとなら、もしかしたら仲良くなれるかも、そう思い私は行動したんです。怖がらせてはまずいから、ゆっくりと時間をかけて…そうして私が女神として受け入れられるようになった頃合を見て、魔王を召喚しました。マヤの両親の件、これでも悪い事をしたとは思ってるんですよ?でも、それでも、私は、どうしても伴侶となる者が、欲しかったのです…!」
「………」
 私は理解した。理解できてしまった。
 こんな人知を超えた化物でも、孤独には勝てないんだと。
 私も、ずっとそうだったから…





 あれから、さらに数百年くらい経った頃。
「んっ♥ふぁっ♥このっ♥」
「あぁっ♥マヤ♥いいです♥もっと、もっとぉ♥」
 私はバックから女神のアソコを貫いて腰を振っていた。
 女神の膣は相変わらずの気持ち良さで私は何度も精を放っているが、それでも以前よりは少し制御できるようになっている。
「ふん、あんたの本体から見れば、私のペニスなんて小さいなんてレベルじゃないでしょ!そんなものに夢中になってあんあん喘いで、このエロ女神!!」
 目の前の女神の尻をペシィン!と音をたてて叩くと「あひぃん♥」と女神の口から嬉しそうな声が漏れた。
 それに興奮してついつい何度も女神の尻を叩いてしまう。
「大体、寂しいとかなんとか言っておきながら、結局はただのドMじゃないの!!このド変態!!」
「はひぃぃ♥私はとんだド変態です♥ドスケベ女神ですぅ♥」
 尻と顔を赤くしながら、女神らしからぬ卑猥なセリフを口にする。
 その一方で私のペニスを膣肉で締め付けしごく動きはますますエスカレートするばかりなんだから全く困ったものだわ。
 もちろん私もただ一方的に犯されるばかりじゃない。
 私は女神の股間に手を伸ばし、アソコの上あたりを軽く撫でる。
「ほら、出しなさいよ。アレ♥」
「はい…♥」
 女神の股間から肉が盛り上がると、瞬く間にそれは一本の肉棒、ペニスに変化した。
 あれだけデタラメな存在ならペニス生やすくらい出来るだろうとやらせてみたら案の定。
 それ以降、この女神とセックスする時は必ずと言っていいほど生やしている。
「あんたは、私のペニスにハメられながら自分のペニスしごかれるのがたまらないのよね♥」
「はい♥マヤの手で、思う存分しごいてください♥」
「お望みどおりに!」
 ちょっと乱暴な手つきで女神のペニスをシコシコとしごくと、それだけで女神の体が弓なりに反り返った。
「あはぁぁぁぁぁ♥いいっ♥いいですぅ♥私のオチンチン、マヤにシコシコされてすごく気持ちいいですぅぅぅ♥」
「ふふっ。女神もペニスの快楽には逆らえないのね♥」
「あぁん♥ごめんなさい、オチンチンから射精するのが大好きな女神でごめんなさい♥」
「ホントにエロ女神ね♥いいわ、私の手の中で、射精しちゃいなさい!」
「出させてぇ♥マヤの手で私のオチンチンみっともなく射精させてぇ♥」
 本当、こんな姿を女神を信仰する神官たちが見たら卒倒するでしょうね。
「マヤぁ…♥」
 その時、背後に気配を感じる。
 そこには女神の分身がもう一人。
 生やしたペニスを握り締めてはぁはぁと息が荒い。
「我慢できないんです…♥どうか、どうかマヤのおマンコに、ハメさせてぇ…♥」
「…いいわよ、私も欲しくなってきた事だし…♥」
 私は自分のアソコに片手をそえ、軽く引っ張ってアソコを広げる事で女神を誘った。
 すると女神は即座に後ろから私に抱きついて、その勢いのまま股間の一物を私のアソコにずぶずぶと差し込んでいく。
「くあぁぁぁ…♥」
 アソコを割り開き、硬くて大きい異物が私の中に入ってくる感覚に私の口から軽い喘ぎ声が漏れる。
 ふたなりである私には元々こうして女性としての部分を求められる機会なんてなかった。
 まさかこんな形で、女としての喜びを実感する事に、なるなんて…♥
「あんっ♥あんっ♥ちょっと、がっつきすぎぃ」
「だって、気持ちいいの♥マヤのおマンコ、私のオチンチン、きゅんきゅん締め付けて、腰止まらないっ♥」
「もうっ♥私だって、あんたの子宮口、ガンガン突いてやるんだか、らぁっ♥」
「そう♥もっと♥私のおマンコ、マヤのオチンチンでゴリゴリ抉ってぇ♥」
 前にいる女神をペニスで犯しながら、後ろからも女神のペニスに貫かれるという3連結状態。
 後ろの女神に突かれれば必然的に私も腰を振る事になり、半ば強制的に女神のアソコをかき回している。
 私と女神の興奮は加速度的に上がっていき、頂点までたどり着くのにそう時間はかからなかった。
「あっ♥あっ♥もうダメ、イっちゃう♥オチンチンもおマンコも両方イっちゃいます♥」
「私も、マヤのおマンコの中に精液出しちゃう♥」
「いいわよ、イキなさいよ。私も、また、イ、クぅっ♥」

ぶびゅるぅっ!!

「「「ふぁぁぁぁぁぁっ♥♥♥」」」
 私と二人の女神、3つの喘ぎ声が見事にシンクロする。
 私は女神に中出ししながら同時に女神に中出しされ、私の握っていた女神のペニスからも大量に精液があふれ出ていた。
「はぁ、はぁ…いっぱい出たぁ…あん♥」
 しばらくして射精は止まったが、女神の腰はまるで止まる気配がない。
 むしろ興奮してるのかさっきより激しいくらいだ。
「あっ、こら♥今出したでしょ」
「無理ぃ♥マヤのおマンコ一回だけなんて無理♥出したばっかりのオチンチンがビンビン♥もっと、もっとしたいぃ♥」
「マヤ♥私もマヤのオチンチンミルク、もっと子宮で飲みたいです♥私のおマンコはマヤ専用のオチンチンハメ穴ですから、お好きなだけ使ってください♥」
「あぁ、もぅっ!!」
 この女神、精力無尽蔵だから一度始めたらなかなか止まらないのに。だったら…
「アレやるわよ。ほら出しなさいっ!!」
「はぃぃ♥」
 前方の女神をけしかけ、女神のペニスのすぐ横にむくむくともう一本ペニスを生やさせた。
 それを両手で握り締めてゴシゴシと勢い良くしごいてやる。
「こんなやらしいペニスを二本も生やして♥今日はどれだけ射精するのかしらね♥」
「んほぉぉぉぉ♥これだめぇ♥ダブルチンポしごかれたら気持ち良すぎてすぐイっちゃうぅぅぅぅぅ♥」

 私はこいつへの恨みを忘れたわけじゃない。
 今でも憎しみは残っている。
 けれど、その恨みも憎しみも含めて、まずはこいつの存在そのものを受け入れる事にした。
 いつかは何らかの形でけじめはつけさせる。
 だから、今は…
 
「ほら、こっち向きなさいよ」
 前の女神の体位を強引に変えさせ体をこっちに向けさせる。
 ちょうど私と女神が向かい合う形になったところで私は女神の体を強引に抱き寄せ、
「んっ…♥」
 ほぼ無理やりに女神の唇を奪った。その瞬間、
「んん~~~~~~~~っ!!?」

びゅるびゅるびゅるびゅるっ!!

 女神の体がびくんっと振るえたかと思うと、二本のペニスから大量の精液が噴き出した。
 おマンコも締め付けが急にきつくなり、私のペニスから精液が搾り取られる。
「ぷはぁ…♥あんたキスに弱すぎでしょ、キスだけであんなにどぷどぷ射精して…」
「だって、だってマヤにちゅーされたら、嬉しくてそれだけでイっちゃうのぉ♥」
「キスを“ちゅー”とか可愛い子ぶるな変態女神っ!!」


 今は、こいつが寂しがらない程度には付き合ってやるとしよう。

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